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六音窯 松尾真哉

2009年10月21日 (水) 23:07
六音窯 松尾真哉長崎県 大村市で独立した、松尾真哉君。

もともとは佐世保の生まれだが、なぜか大村に窯を築いた。

多良岳の中腹、彼の家より上に人は住んでいない。

松尾はいつでも静かに微笑んでいる男だった。
たとえるなら、宮沢賢治の、あのアメニモマケズのような男であったな。

彼は、まぎれもなく、そんな彼の本質を見抜く、一人の女性に出会い結婚し、今は一男一女をもうけ、幸せに暮らしている。

松尾のつくる陶器は、彼の持ち味さながら、人を癒す器だ。

器は鏡の如く、作り手を映すのだ。

松尾真哉の生き方がそのまま、彼の焼き物だ。
彼は初めての息子に野元太、やげんた、と名付けた。のもとふとし、ではない。

私が所属した、創作集団やげんた、から取ったというが、おそらくは、彼の中の、野の人で在りたいという願いから生まれたのではと、私は思っている。

弟子時代の彼は今と変わらぬ、痩身中背の男でいつもタオルを身につけていた。

がとんでもない大食いだった!
どれだけでも食べた!

が、今はそんなには食えないという。

おそらくは、野元太君の食べる姿に目を細めることで充分なのか?

白髪こそ増えたが、いまだ変わらぬ、アメニモマケズ的松尾真哉に嬉しくなった陶芸家であった。

今月末、佐世保の、海からの風、というギャラリーで個展をする。

詳しい内容をまた、お知らせしましょう。

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