
高場英二
陶芸作家
デフォルメ生物陶芸
熊本県人吉市
プロフィール
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「
「 土と共に 」

「金太郎さんこと高場英二 工房にてにらむ」
「土 」のエネルギーに僕は生かされる、僕の手の中で土
は「かたち」になり窯の火の中で土は「いのち」にな
る。20年前に初めて作品展を開いた時から変わらずに
僕の名刺のある言葉だ。
子供のころから生物が大好きだった。
家にあった「スクール大百科事典」第三巻はボロボロに
なるまで飽きずながめ、めくっていた。
中でも大のお気に入りはオオサンショウウオのページだ
った。図書館の図鑑類からシートン動物記まで全て制覇
した。さままな素材で動物を作った。木片、スポンジ、
針金、男の子ながら手芸部に入りぬいぐるみまで自作し
ていたのだ。
陶芸を志した時は17歳だったが、初めはほんとに、茶碗
や壷、鉢などを作るつもりでいたのだ、、ロクロも死に
物狂いとまではいかないが、そこそこに修行をして、
ある程度はひけるようになったと思う。60cmオーバー
の大鉢なども工芸展のために作ったりもする。
初めて京都で個展をやるおり、嬉野の野村淳二師匠に相
談した。器と生物の半々くらいでいくつもりで、、と、
「おまえが思っている以上におまえの創る生物はいいぞ」
それが師匠の言葉だった。
デパートとかで実演をやっているとよく聞かれるが「全て
手でつくるんですか?」「はい、まだ頭で創ったことはあ
りません」と応える。
博多人形などは石膏の型を使うので、「型は使わないのか
?」ということなのだろう。
そうなどだ、僕の作品は全て一品モノであり、全てが僕の
手の中から生まれていくのだ。土の魂が僕の手の中にだん
だんと生き物達に姿を変えていく様は魔術のように見える
らしい、、、。
以前「ズームイン朝」の撮影が来た時のディレクターに言
われて初めて自分でも気がついた。僕は右手も左手も同じ
ように使いながら形を作っていくのだそうだ。むしろ、
細かい作業は左手の方が器用なようだ。
でも、日常生活では、箸をもつのも、ペンをもつのも、
ギターも、バッターボックスも全て右だ。ただ一つの例外
はハサミを使うときは左なのだ。
だから(ぼくの○○○○も少し左 に曲がっているな)。
だから、僕のこの仕事はまさに天職であると思っている。
天が僕に与えてくれた才であると思って いる。働く事は、
自らの才を使い汗を流し誰かを幸せにすることだ、、、
その対価として「報酬」をもらい人は生きていくのだ。
そんなことを考えている僕は僕の手から生み出した
「桃小龍」や「山椒魚」達が、誰かを幸せにしてくれること
を心から願いながら彼らを創り続け続けている。
[デフォルメ陶創の原点] [使命に出会った桃小龍]
